ごあいさつ

岡山大学病院 卒後臨床研修センター 歯科研修部門
教授 山本 直史

人生100年時代を迎え、口腔疾患からの全身への影響が注目されるなか、歯科医療の専門性と多様性の両立を念頭に置いた歯科卒後臨床研修が必要です。

岡山大学病院の卒後臨床研修センター・歯科研修部門では、研修医自身が主治医として出来るだけ多くの患者を担当し、患者背景や全身状態も考慮に入れた一口腔単位での診断と治療計画の立案、それらに基づく基本的治療を行う能力を身につけることを方針としています。
当部門におけるベーシック研修は,指導歯科医師と常時相談しながら研修医が治療を行う、いわゆる自験例の多さが大きな特色です。さらに、保存・補綴系の専門外来におけるアドバンス研修と、口腔外科や医科歯科連携による周術期医療など15の専門外来や施設をローテーション研修することによって,将来専門とする分野にかかわらず,プライマリケア歯科医師として必要な全ての基本的な診療能力を習得することを目指します。また,岡山県を中心とした全国約60か所の協力型施設での研修も選択できます。研修終了後は(学部卒業後に直接大学院に入学する早期入学制度もあります),さらに引き続き,専門医や博士号取得コース へ進むことも可能です。☞博士課程 第2回一般入試  ☞歯科系認定医・専門医へのロードマップ

歯科の卒後臨床研修は僅か1年ですが、その後のキャリア形成のファーストステップとして非常に重要な時期です。将来の夢がある人,もしくは定まらない人,これから歯科医師になることへの漠然とした期待と不安を抱いている人など,いろいろな想いの皆さんのチャレンジを我々がしっかり後押しすることをお約束します。

では、岡山でお会いしましょう。